あらためまして、このサイトでは、24歳で掌蹠膿疱症(のちに骨関節炎を併発)を発症し、後に化学物質過敏症の診断も受け、心身ともに限界でどう生きてゆけばいいのか分からなかった私が、
身の回りの物、仕事や日々の生活、人間関係、思考や習慣、心の中の悩みや葛藤・・・ひとつひとつ、手放すごとに心身が軽くなり、心からやりたいと思うことを見つけ、会社をやめて起業するに至った経緯を、包み隠さず書いています。
24~36歳にかけて、持病を抱えながらフルタイムで働いていましたが、常に苦しい体で無理をしていたため心にも一切余裕がなく、ちょっとしたことですぐに取り乱すような状態になっていました。
2度の長期休職も経験しましたが、孤独と不安からなかなか心が休まらず、休むことの難しさも感じました。
状況を打開すべく色々なことを試す中で、自分にぴったりの方法を見つけることができ、40歳を迎える今、これまでの人生で一番楽しいと感じています。
そしてこの方法は、まったく特別なことではありませんでした。
何なら、私が24歳の頃からやり始めたことで、それをちょっと応用すればいいだけだったのです。
そう、「手放し」です。
アレルギーをきっかけに身の回りの物を手放しはじめ、気づいたらミニマリストと呼ばれるようなライフスタイルになっていました。
物をひとつ手放すごとに、物と一緒に持っていた執着や不安なども一緒に手放せました。
空間がすっきりするにつれ、心や体も軽くなり、頭もクリアになってゆきました。
その感覚がとても気持ちよく、片付けや掃除が好きになりました。
家事もシンプルになり、とっても楽になりました。
生活を豊かにしてくれる物たちも、量が多すぎると逆に重荷になることを知りました。
長い歴史の中で、人々がこんなに物を所有するようになったのはつい最近だと思います。
何かの本に、「人々が物をたくさん所有できるようになり、家事という概念が生まれた」と書かれていました。
物が減ったら家事が楽になるのは当然なのですね。
そして、できた時間で自分が本当にやりたいことを楽しむことができます。
その後、徐々に目に見えないものの手放しの重要さにも気づきはじめ、物・事・心の手放しによって私の人生は好転してきました。
最初はあまり深く考えていませんでしたが、「手放す」とは、単に何かを減らすことではなく、自分が本当に大切にしたいものを大切にするための手段であることに気づきました。
世界的ベストセラーの『エッセンシャル思考』という本にこんな一節があります。
99%の無駄を捨て、1%に集中する。
いきなりここに到達するのはなかなか難しいと感じますが、日々の生活の中で「手放す」ことを意識していると、自然と本質的な生き方になってゆくと思います。
前置きが長くなりましたが、今回は具体的に私が20~30代で手放した代表的な10のものと、それにより得たものについて振り返ってゆきたいと思います。
手放したもの① 身の回りの物
24歳で掌蹠膿疱症を発症した私は、化学メーカーの研究所で働いていました。
仕事内容はおもしろく、仲間にも恵まれ、「さあこれからがんばるぞ!」と、やる気に満ちていました。
しかし、その気持ちとは裏腹に、症状は悪化。
薬で症状を抑えながら働いていましたが、みるみる重症化して、日常生活にも支障が出てきました。
それでも仕事は心の拠り所だったので、何とか続けたいと思っていました。
そんなある日、気管支炎になりました。
発熱して、咳が止まりません。
少し収まっても、しつこく繰り返す。
ホコリっぽいとすぐに咳き込み、息が苦しい。
ハウスダストなどにアレルギーを起こしていたと思われます。
当時は一人暮らしをしていたので、こんな体調でも仕事をしながら家事をこなす必要がありました。
掃除をする時、日用品や雑貨をいちいちどかしたり、それら自体がかぶっているホコリを取り除くのが大変でした。
そんな中、「物が少なければ掃除も楽になるのでは・・・?」と気づき、休みの日に少しずつ、日用品や雑貨を手放してゆきました。
すると、びっくりするくらい掃除が楽に!
物が減ったら、掃除の手間も時間も劇的に省けました。
気管支炎も治り、すっきりとした部屋に心まで清々しい気分になりました。
☞まとめ
手放したもの:身の回りの物
得たもの:掃除が楽になった、気管支炎が治った、清々しい気分
手放したもの② 体に合わない食べ物
発症してしばらくして、食べた物と症状の悪化に関係があることに気づきました。
ある日、会社の飲み会でイタリアンのお店へ行き、パスタなどの油をたくさん使った料理を食べました。
するとその直後から手足の湿疹が爆発的に悪化して、猛烈な痒みに血が滲むほど搔きむしってしまいました。
別の日には、中華料理を食べて同じような状態に。
その他にも、牛や豚などの脂が多い肉や、油脂を使った加工食品などにひどい反応がありました。
その後、食べ物と体の反応の観察を続け、外食や加工食品は全般、症状を悪化させることが分かりました。
そのため、外食や加工食品はできるだけ避け、和食を中心とした食生活をするようになりました。
米を主食とし、野菜や魚、豆をシンプルな方法で食べる。
これが、今の私の食生活の基本となっています。
その結果、全身に広がっていたひどい湿疹と炎症は、徐々に改善してゆきました。
☞まとめ
手放したもの:体に合わない食べ物(外食、加工食品など)
得たもの:湿疹と炎症の改善
手放したもの③ 体に合わない衣類
全身に湿疹が広がっていたため、着るものはできるだけ肌に刺激の少ないものに変えました。
例えば、化繊の衣類は汗を吸わず、かぶれるので手放しました。
下着類もすべて綿素材のものにし、かつ、締め付けないものにしました。
締め付けがあるとその部分が痒くなるからです。
刺激の少ない衣類にすると、肌がほっとするのを感じました。
とにかく、体にとって少しでも刺激(=ストレス)になるものを減らすことに注力しました。
食生活の見直しと併せて、湿疹と炎症の改善に役立ったと思います。
☞まとめ
手放したもの:体に合わない衣類(化繊のもの、締め付けのあるもの)
得たもの:湿疹と炎症の改善
手放したもの④ 体に合わない化粧品
衣類と同じように、肌への負担を少しでも減らすため、肌に直接つける化粧品も一から見直しました。
まずは、無添加の石けん系や、敏感肌用と謳っているものを試しました。
しかし、一通り試しても、どれも肌に合いませんでした。
というのも、水に触れること自体が負担に感じていたためです。
当時、特に湿疹と炎症がひどかった手は、いつも綿の手袋をつけて過ごしていました。
お風呂の時は、綿の手袋の上にビニール手袋をつけ、手首を輪ゴムでしばって水が浸入しないようにしていました。
それでも水が手袋の中に侵入すると、傷口が沁みて悲鳴を上げたくなるほど痛かったです。
ですから、石けんやシャンプーなんてとんでもない、という感じでした。
美容室や床屋に駆け込んでシャンプーをお願いしたりもしましたが、シャンプーが合わず頭皮湿疹が悪化したり粉を吹いたり、お金もかかるわで頭を悩ませていました。
それからしばらくして、とある鍼灸師さんから、「宇津木式スキンケア」なるものを教えてもらいました。
簡単に言うと、「洗わない」スキンケア方法です。
基本的に、顔も体も髪も、ぬるま湯でさっと汚れを落とすだけ。
保湿は少量のワセリンのみ。
毎日石けんやシャンプーで顔や体、髪を洗い、化粧水や乳液、クリームなどを使うのが当たり前だったので、これを知った時は衝撃でした。
でも試してみたらなんと快適なことか!
「なんだ、洗わなくてよかったんだ・・・!」
肌への刺激や負担がほぼない生活になり、心底ホッとしたのを覚えています。
それから8年ほど経った今でも、顔や体は夜の入浴時にぬるま湯で流すだけですが、何も困ったことは起きませんでした。
何なら、ノーファンデーション・ノー日焼け止めなのに、肌がきれいだと褒められることが増えました。
多分、クレンジングや洗顔、化粧品を使わないため、肌にほとんど負担がかかっていないからだと思います。
さらには、シャンプー回数も減らしていることも肌への負担軽減になっていると思われます。
5年ほど、シャンプーやコンディショナーを使わず、お湯で流すだけの「湯シャン」生活もしてみましたが、今はロングヘア、かつ、ボリュームもあるのでシャンプーを復活させています。
冬場は週に1~2回、夏場は週に2~3回、シャンプーをしています。
使っているシャンプーは、洗浄力がマイルドな天然のアミノ酸系洗浄成分が配合されたもの。
今使用しているのはグリーンノートというメーカーの「自然葉シャンプー」というものです。
洗浄力の強いシャンプーを使っている場合、過剰に皮脂が分泌する状態になっているので、いきなり湯シャンや週1シャンに切り替えるとベタベタして大変かもしれません。
その場合は、まずシャンプーをアミノ酸系に変えたり、毎日のところを2日に1回にするところからトライしてみるといいかもしれません。
シャンプー回数を減らしたり、湯シャンにしたりした人からは、毛量が増えたとか、一本一本の髪が太くなりコシ・ハリが出たという声を聞きます。
お財布にも体にも優しいヘアケア・スキンケア方法だと思うので、おすすめです。
ちなみに、食事に動物性の食品や油が多いと髪や皮膚がべたつきやすく、臭いの元にもなりやすいと思います。
「洗いすぎない生活」と「食事の見直し」に両輪で取り組むと、相乗効果で肌の状態は劇的に良くなる可能性があります。
他にもとても良いことがありました!
お風呂場に何も置かなくなったので、掃除がものすごく楽・・・!
お風呂上りにさっと「バスピカピカスポンジ」で流すだけでよくなりました。
何もしていないのに、いつもカラっとぴかぴかです。
洗面所もすっきり!
あと、旅行も小さなワセリンひとつで大丈夫!
お化粧はあまりしなくなりましたが、お湯で落ちる眉ペンやカラーリップを使うことはあります。
なんだかとっても身軽になった「洗いすぎない」スキンケア。
この快適さ、もうやめられません!
☞まとめ
手放したもの:体に合わない化粧品、顔や体を石けんで洗うこと、毎日のシャンプー
得たもの:美肌・美髪、入浴時間短縮・手間削減、すっきりとした洗面所・浴室
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以上が、私の「20~30代で手放してよかった10のもの|手放したら得られたもの【前編】」でした!
本当は、すべて一気に書くつもりだったのですが、思いのほかボリューミーになってしまったので前編と後編に分けることにしました。
後編は、少しずつ目に見えないものも手放しはじめ、さらに心身が軽くなってゆく様子がよく分かると思います。
ここまで、前編を読んでいただきありがとうございました!
後編もお楽しみに♪
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