こんにちは!たぬきちです。
以前、化学物質過敏症専門の病院に通っていた頃、先生にこんな質問をしたことがあります。
「化学物質過敏症が治りやすい人の特徴ってありますか?」
すると、こんな答えが。
「治りやすいというか、社会に適合しやすいのは明るい人ですね。」
つまり、社会と折り合いをつけて周囲と調和して生きること、明るい心をもつことが大切なのかなと思いました。
化学物質過敏症になると、周囲と調和して生きることの難易度が一気に上がります。
たぬきちの場合は、周囲の理解があるので本当にありがたいです。
おそらく、一番きついのは周囲の理解が得られないことではないでしょうか。
見た目には分からないので、苦しさを分かってもらえなかったり、さぼっていると勘違いされたり、悲しい思いをしている人がたくさんいると思います。
特に子供は、苦しさをうまく伝えられなかったりして親に理解してもらえないと、原因に辿り着けないまま苦しみ続けることになります。
逆に大人は知識がある分、社会を拒絶する気持ちが強くなり、暗く閉じこもってしまうかもしれません。
たぬきちにもそういう時期がありました。
でもある時、
「もうこうなったら、社会よ、私をボロボロにするがいい・・・!!どうにでもなれ!!」
と思った瞬間、なんだか楽になったんです。
あいかわらず症状は出るけれど、なんというか、心がオープンになったような・・・。
もちろん、化学物質を避けられるなら避けた方がいいです。
でも、現実的にゼロにすることは難しいです。
過剰に自分を守ろうとすると、肩に力が入って、心も体も縮こまってしまいます。
そうすると、本来働くはずの自然治癒力が弱まってしまうので、回復しずらくなります。
病気と付き合う時に、いかに肩の力を抜けるか、明るい心をもてるか、というのはとても大切な気がしています。
たぬきちもまだまだ練習中ではありますが、周囲の助けを借りながら一歩一歩、歩んでゆけたらと思います。
そして、現在苦しい思いをしている人たちには、必ず理解してくれる人はいるということ、一緒に歩む仲間がいるということを伝えたいです。
一緒に一歩一歩、歩んでゆきましょう!!