化学物質過敏症、家探しのポイント

こんにちは!たぬきちです。

2023年3月に、家族の仕事の関係で引越しをしました。

新居に引っ越してきてちょうど1年が経ちます。

今のところとても快適に生活できています。

しかし、家探しにはかなりのエネルギーを使いました・・・。

今日は、新居(賃貸マンション)に巡り合うまでの話を書きたいと思います。

不動産会社とのやり取り

まずは住みたい地域(最寄り駅)を決めて、その地域の不動産会社と連絡を取りました。(引越しの2か月半くらい前)

5社目で、その地域に強い不動産会社にあたり、そこで新居を決めるに至りました。

人気のある地域で物件の動きが早かったため、不動産会社に行ってから当日紹介可能な物件を見せてもらうスタイルでした。

気に入った物件があったら、その場で即断即決をしないとすぐに埋まってしまいます。

3回くらい現地に足を運び、10件ほど物件を見せてもらったような気がします。

その時に不動産会社に伝えた希望は下記の通り。

  • 駅からの距離
  • 世帯向け
  • 家賃帯
  • 鉄筋コンクリート(騒音防止)
  • 築浅、リノベーション物件NG

化学物質過敏症については話しませんでした。

新築の匂いが苦手なので、築浅やリノベーション物件は避けたいと話しました。

不動産会社からは、トラブルを避けるためか、「匂いにすごく過敏なわけではないですよね?」と何度も確認されました。

「はい、以前ちょっとシックハウスっぽい症状が出たことがあったので念のためです。」

と答えていました。

あとは、内覧に行った際に匂いを確認していました。

もうひとつ、不動産会社に確認しておけばよかったと思うのは、直近での大規模修繕の有無です。

今回、春に入居して夏に修繕工事が始まり、仮住まいへの引越しを余儀なくされました。

どこまで情報が得られるかはわかりませんが、時々「〇〇年に大規模修繕済」と書かれている物件もあったので、チェックポイントとしておさえておくといいかもしれません。

内覧時のチェックポイント

①匂い

まず、部屋に入った時に塗料・接着剤・カビなどの異臭がしないかを確認します。

多少、クリーニング時の洗浄剤などの匂いが残っている場合もありますが、これらは住み始めてしっかり換気すれば解消する可能性が高いと思います。

でも、何か違和感がある場合はやめておいた方がよいかもしれません。

畳・押し入れ・下駄箱

これらは、防虫剤や防カビ剤が使用されている可能性が高い箇所です。

以前、修繕工事でやむを得ず畳のある部屋を仮住まいとしましたが、やはり影響がありました。

フローリングのみの部屋を選べばよかったです。

押し入れや下駄箱など、湿気がこもりやすい場所の匂いも要チェックです。

近隣住宅からの匂い(可能な範囲で)

例えば、近くにタバコや柔軟剤の匂いの強い部屋がないか確認したいところです。

意外なところでは、園芸好きも要注意です。

殺虫剤などを使用する可能性があるためです。

ただ、近隣住民については、賃貸である以上常に入れ替わりがあります。

絶対大丈夫とは言えないまでも、なんとなく建物の雰囲気、玄関やベランダの雰囲気などから可能な範囲でチェックします。

周辺環境のチェックポイント

工業地帯が近くないか?

以前住んでいた場所が、工業地帯からそれほど離れていないところでした。(電車で一駅くらい)

よく晴れた日には光化学スモッグ警報が出ることもありました。

時々目が痛むことがあったのですが、ひょっとするとその影響だったのかもしれません。

引越してからは一度も経験していません。

なるべくそういった地域は避けた方がよさそうです。

交通量の多い道路や交差点が近くないか?

交通量の多い道路は排気ガスが多いのと、交差点は信号待ちと一斉発車の度に排気ガスや粉塵が舞い上がります。

できるだけ避けたいところです。

以前は4車線×4車線の交差点近くの建物の2階に住んでいて、排気ガス臭かったので、交差点からは離れようと決めていました。

しかし、安全面で夜の明るさや人通りはある程度ほしかったので、今は2車線の通りに面した建物の5階に住んでいます。

あくまでも個人的な感覚ですが、高層階の方が空気がよいように感じます。

ガソリンスタンド、コンビニ、コインランドリーが近くないか?

ガソリンスタンドは普段からできるだけ避けています。

コンビニが近いと便利ですが、コンビニ付近には喫煙スペースがあったりするので要注意です。

コインランドリーも、洗剤や柔軟剤の匂いが出ているのであまり近くないほうがよいです。

桜並木が近くないか?

以前住んでいた場所が桜並木に囲まれていて、春はとても綺麗だったのですが、毛虫の季節になると消毒剤が撒かれることもあると知りました。

地域によって消毒の有無は異なると思いますので、もし桜並木が近くにある場合は自治体に問い合わせてみるといいかもしれません。

以前住んでいた場所では、消毒する場所とそうでない場所があり、その情報を教えてもらえたので気を付けることができました。

最後は直感を信じて決める

ここまで、自分の経験を元に色々書いてきました。

でも、完璧な物件はほぼ無いと思います。

色々とできる範囲で確認はした上で、最後は自分の直感を信じて決めるしかありません。

今住んでいるところも、最低限の条件はクリアしていますが、わりと近くにガソリンスタンドがあったりします。

それでも、ここなら大丈夫そうだな、と思えました。

そして、以前よりは確実によい環境に身を置くことができています。

化学物質に敏感に反応してしまう人は、住む場所を探すのも一苦労だと思います。

この記事が何か少しでも参考になれば幸いです。

安心して過ごせる場所が見つかりますように。