こんにちは、たぬきちです!
先日料理をしている時にふと、
「手が使えるって便利だなあ」と思いました。
アレルギーがひどかった時、皮膚の湿疹と炎症、関節の痛みで思うように手が使えず、
保護のためにいつも手袋をはめていました。
その時の手の状態がこちら↓


そーいや、こんな時もあったね!
一番強いステロイド薬を使っても、症状を抑えることはできませんでした。
焼け石に水、とはこのこと。
頭の先から、足の先まで、こんな状態ですから、ゾンビにでもなった気分です。
痒くて夜も眠れない。
それでも、生きてゆかなければならない。
生きるって簡単なことじゃない。
だけど、ここまで来たらもう降参するしかなかった。

ボロ雑巾として生きてやる!
開き直ったら、不思議とちょっと気持ちがラクになった。
ほんの少し前向きになった。
まずやったことは、日々の生活を極限までシンプルにすること。
当時は一人暮らしをしていたので、最低限の身の回りのことを自分でこなす必要がありました。
気管支炎も起こしていたので、ホコリがNG。
そこで、そもそもホコリが発生しないように、物を減らし始めました。
思い入れのある物もありましたが、背に腹は代えられません。
今生きるために必要なもの以外は、どんどん手放しました。
そうしたら、掃除がとても楽になり、気管支炎も治まってゆきました。
物が減ってスッキリした室内を見ていると、気持ちがいい。
物を手放すことで、自然と執着心も手放せて、心も軽くなってゆきました。
そして、衣食住を徹底的に見直すエネルギーを手に入れました。
本を読み、ネット検索をし、人から聞いたものも片っ端から即実践。
試行錯誤の日々のはじまりです。
そして10年以上経った今、そんな過去もほとんど忘れてしまって、
毎日、何気なく手を使って生活している自分がいる。
本当にありがたい。
この手は、生活を楽しみ、喜びを表現し、大切な人に愛を伝え、人を幸せにするために、
思いっきり使ってゆきたい。
そのための手だと思う。

やっぱり伝えてゆきたいな、この経験を。