魂の解放

こんにちは!たぬきちです。

衣食住を地道に整えることで、重度のアレルギー・化学物質過敏症が劇的に改善したことはこのブログで何度かお伝えしてきました。

立ち上がれないほどの状態から、現在では日常生活を取り戻し、時々ちょっとしたお出かけを楽しめるまでになりました。

日の光を浴びながら外を歩いていると、ふと胸に喜びが湧き上がってくることがあります。

とはいえ、病気になる前とまったく同じとはいきません。

生活が元に戻れば、体も元に戻ってしまうからです。

病気が治るということは、生活が変わるということ

病院で治療を受けたり薬を飲んだり、一時的に生活を改めたりして一旦病気が良くなっても、生活が変わらない限りまた病気になります。

ちょっと良くなっては元の生活をしてまた悪化して・・・というのを何度も行ったり来たりしながらそれを体で学びました。

病気になった体を汚染された川と考えると、いくら下流で水を浄化しても、上流で汚染の元を断ち切らない限りまた川は汚染されます。

つまり、病気の元である生活習慣や心の持ち方を根本的に改めない限り、本当の意味で病気は治らないのです。

しかし、長年親しんだ生活スタイルを改め、常に衣食住に気をつかうというのは意外と困難。

特に、好きだった仕事ができなくなったり、大好きな食べ物を我慢しなければならなかったり、思うように遠出や運動ができなかったりするのは本当につらい。

気分転換に、家族や友人と旅行や食事を楽しみたいと思っても、宿や店の匂いはどうか、食事は食べられるものがあるか、移動は大丈夫か、気を遣わせてしまうのではないか、当日に向けた体調管理、イベント前後のスケジューリングなどなど考えることは多岐に渡ります。

しかも、これらをすべて完璧にクリアすることは難しいです。

だから、完璧は目指さず、できる範囲で工夫して準備をします。

そして、楽しむ時は思い切り楽しむ。

気の合う友人と思う存分しゃべって笑って過ごすと、いつの間にか魂が解放されます。

家族と温かい時間を過ごすと、魂が癒されます。

頭で一生懸命考えて体にいいことをしても、魂がちぢこまってしまっては元気が出ません

基本の衣食住は整えた上で、時に魂を解放してあげるのも、大切だなあと感じる今日このごろ。

最近は、友人と会う時にお酒を少しだけいただくようになりました。

お酒も、好きなのに健康のためずっと我慢してきたもののひとつ。

今は、これが本当に楽しみで、たぬきちの活力源となっています。笑

努力と魂の解放のバランスをとりながら、生活を楽しめたらいいなと思います!