1、2年前のこと。
私は不満を抱えて悶々とした日々を送っていました。
はっきり言って生きているのが楽しくありませんでした。
ちょっとしたことですぐにイライラしたり泣いたりとアップダウンが激しく
そんな自分に嫌気がさしていました。
それが今では、多少の波はありつつも楽しいと感じることが格段に増えました。
大切な人に心から寄り添ったり
新しいことへのチャレンジを楽しんだり
心のゆとりがぐっと増えて
「生きるって楽しいな」と感じられるようになりました。
それとともに生活もガラリと変わったことに気づいたので
今日はこの変化のきっかけとなった印象的な出来事について書いてみたいと思います。

たぬきちが「心の手放し」に目覚めたきっかけ💡
<不満を抱えて過ごした日々>
会社員時代、体調不良のため長期の休職を2回経験しました。
1回目は1年半お休みした後に復職。
復職後2年間働きましたが、体調は再び悪化。
動悸が止まらなくなり2回目の休職となりました。
もう心身ともに限界だと感じ、退職するつもりでいましたが
上司の方のご厚意で再び休職させてもらえることに。
同じ部署の方々への申し訳なさでいっぱいだったのですが
一縷の望みをかけて1年半、お休みさせてもらいました。
しかし、1回目の休職のときよりも回復が遅いように感じました。
ダメージの蓄積なのか、年齢を重ねているからなのか・・・
1日の大半を家事をしながら家で過ごし、どうすれば良くなるのか?ばかり考えていました。
それと同時に
「どうして私は周囲の人たちと同じように働けないんだろう?」
と不満に思っていました。
そしてもうひとつ、大きな不満がありました。
「どうして私には子供ができないんだろう?」
30代も終盤に差しかかり、友人たちはほとんどが子供を産んでいました。
妊娠・出産の報告を聞くたびに、心の奥がズキっと痛みました。
もちろん、大好きな友人たちですからお祝いしたい気持ちもあります。
でも、素直に喜べないのも事実。
こうした不満を抱えて、日々を過ごしていました。

日々是悶々
<親友からもらった3冊の本>
そんな時、悶々とする私を見かねた親友が3冊の本をくれました。
「ありのままの自分を発信することで、誰かの光になる」
といった主旨の本でした。
一気に読み終え、すぐにこのウェブサイトを立ち上げました。
デジタルに疎いわたしは、動画やウェブサイトを見よう見まねで発信を始めました。
そして、その本の著者が主催するオンライン講座に参加。
初めて、自分とじっくり向き合うことになりました。
その講座の中で、今自分がもっている不満について考える機会がありました。
不満を書き出すと、
・仕事ができない
・子供ができない
を筆頭に、色々と出てくる出てくる・・・
言葉にすると、自分でも
「へー、そう思ってたんだあ」
と思うことが多々ありました。
そしてここからがびっくり。
「不満がある現状こそが、自分の心の望みが叶った状態」
とのこと。
「へ???」
「・・・んなわけないだろ!!」
こんなに苦しんでいるのに、それを自分が望んだなんて到底信じられませんでした。
当然、すぐに受け入れられるはずもなく、講座は進んでゆきます。
講座の中で色々な人と出会い、本当に様々な生き方があることを知りました。
「今まで私が見てきたのは、世界のほんの一部にすぎなかった」
自分も周囲も会社員がほとんどだったので、1日8時間など決まった時間働くのがあたり前。
その対価として会社から給料をいただく。
でも、世の中にはもっともっと多種多様な生き方がある。
だから、私は私の生き方をつくってゆけばいいんだ。
2024年夏、12年間お世話になった会社を退職し、新たな一歩を踏み出しました。

冒険のはじまり!
<私の心が本当に望んでいたこと>
さて、不満の話に戻ります。
講座の中で、自分の不満を言葉にしました。
「仕事ができない」
「子供ができない」
これらが、自分の心の望みが叶った状態ということも一旦受け入れました。
そうして過ごしているうちに、気づいたことがありました。
以前は激しかったアップダウンの波が、穏やかになってきたのです。
大切な人に心から寄り添い、心の底から満たされるようになりました。
思えば、体調不良をガマンして働いていた頃は、心身ともに余白ゼロでした。
完全にキャパオーバーだったんですね。
ちょっとしたことですぐに器から水が溢れ出し、家族にイライラをぶつけたり泣いたり・・・
大好きな家族を苦しめている・・・
そんな自分が情けなくて、悲しくて、消えてしまいたかった。
仕事ができなくなったことは、本当に残念でした。
でもそのおかげで、仕事に費やしていた時間や体力を
自分の体や心を休めることに使うことができました。
そうして心身にゆとりが生まれ
そのゆとりが「思いやり」という形で現れてきました。
ここでハッとしました。
「私は、大切な人に思いやりをもって接したかったんだ・・・」
「大切な人を、心から大切にしたかったんだ・・・」
自分でも気づいていなかった、
心の奥底にあった、本当の望みが突然はっきりと浮かび上がってきたのです!
いや~、びっくりしましたね!
これに気づいた瞬間、フッと心が軽くなったんです。
不満が消えてしまったんですね。
今までいかに、この「不満」が心の負担になっていたかを思い知りました。
そして、エネルギーがむくむくと湧いてきて
オンライン勉強会の主催や動画配信、開業など新しいことへのチャレンジも楽しめるようになっていました。
まず、「不満に気づいて言語化」したこと。
そして、「一旦それを自分が選んだこととして受け入れた」こと。
その後、自分と向き合ったり、人と話したりする中で
「自分の心が本当に望んでいることに気づいた」こと。
このような経緯で、不満を手放すことができました。
不満を手放したら、本当に心が軽くなり、
人生を面白く感じる前向きなエネルギーが湧き出しました。

「不満」を手放したら、自分本来のエネルギーが湧いてきた!
<不妊と向き合う>
では、もうひとつの不満、「子供ができない」はどうなのか?
最近は「不妊」ではなく「未妊」という言葉もあるようですが
今の私にはまだあまり馴染みがないので不妊という言葉を使います。
これもしばらくして答えが出ました。
のろけ話で恐縮ですが、私は夫のことが大好きです。
もうすぐ結婚10周年を迎えますが、付き合いはもう20年近くになります。
私は子供が好きで、結婚したら当然、子供を産んで育てると信じて疑いませんでした。
だから、結婚後いつまで経っても妊娠しないことに愕然としました。
体調不良のため本格的に向き合う余裕もないまま時間が過ぎて、焦りばかりが募っていました。
仕事を手放した時、やっと本格的に向き合おうと決心し病院へ。
思うようにゆかず苦しくなったりもしましたが
夫婦であらためてじっくり話し合うよい機会となりました。
結果として、夫婦の絆が深まり、同じ方向を向いて人生を歩んでゆく気持ちが強まりました。
さらに、今こうして夫婦二人元気に仲良く生きられるありがたさに気づくことができました。
こうして、「ない」ではなく「ある」に目を向けられるようになったことで
子どもができないという不満が消えてしまいました。
この先、子供を授かったとしても授からなかったとしても、私は幸せに生きてゆけると思います。
「子供ができない」という「不満」に思えた状態のおかげで
夫婦の絆が深まり、二人の時間を今まで以上に楽しめるようになったのです。

「ある」に目を向けられるって、幸せ!
<「手放し」で、自分本来のエネルギーを取り戻す>
今回は、「不満の手放し」について私の実体験をありのままに書いてみました。
ごくプライベートな、心の奥深くにあることを言葉にするまでに
実はかなりの勇気と時間が必要でした。
でも、「手放し」によってどれほど私が救われてきたか
どれほど大きなパワーが「手放し」に秘められているかを
どうしても伝えたくて書くことにしました。
実は、他にもたくさん手放しエピソードがあります。
苦手、執着、恨み、罪悪感、他人の価値観、思い込み、・・・などなど。
手放すごとに、心が軽くなり、エネルギーが増してきました。
そして、色んな角度から「本来の自分」が浮き彫りになってきました。
私はアレルギーをきっかけに身の回りの物を手放しはじめ、
家事や仕事、人間関係、頭、体の手放しで心身が軽くなる経験をしてきました。
その後、ひょんなことから「心の手放し」に出会い
そのすごさに感動してこれを人に伝えたいと思うようになりました。
あの、腑に落ちた瞬間に目の前がパーっと開ける感覚、爽快感、楽しさ・・・!
今後も、「手放し」をキーワードに
私の人生が好転してきたエピソードを少しずつご紹介できればなと思います。
そして、これらをまとめた本の出版にもチャレンジしたいと考えています。
今、こうして様々なチャレンジを楽しんでいることが、なんだか夢のよう・・・。
実はこれが、エネルギーに溢れた本来の私だったんですね。
もしもあなたが
どうもいつも心身が重い・・・
本当に生きてる感じがしない・・・
本来の自分全開で生きられたらいいのにな・・・
などと感じていたら
私の経験が、何か少しでも自分本来のエネルギーを取り戻すヒントになったら嬉しいです!

では、またねー!
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皆様のメッセージがとっても励みになっております😊✨
いつも本当にありがとうございます!!
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